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オーストラリアで学校を開いたフランス人ローラン

オンラインのスクール

ABLAS(アブラス)は、もともと30年以上前にローランが開設した、西洋占星術の通信教育の学校でした。当時は、インターネットどころか、国際電話もままならない時代でした。通信教育がやっとのことだったのです。現在は、従来の通信教育にインターネットによる講座も加わり、フランス、オーストラリアを中心にして活動しているオンラインのアストロロジー(西洋占星術)スクールです。

決定的な出会い

ローランはフランス生まれのフランス人ですが、19歳の時にオーストラリアに渡り、その後の40年間をほとんど、この国で過ごしました。オーストラリア国籍を持っているというのもそういった理由からでした。

 

23才の時、フランス語の本をたくさん置いているという本屋さんのことを聞き、立ち寄ります。期待とは反対にフランス語の本など、店内のどこにも見当たりません。やっとのことでたった一冊だけあったフランス語の本を見つけました。それはアストロロジーについての本だったのです。

 

その本の最後のページには「この用紙を切り取って送ってください。あなたの生年月日、出生時刻、場所からわかる星の簡易分析をプレゼントします。」とありました。早速用紙を送ると、その返信に書いてあることは、ローランの性格やこれまでの人生について全く当てはまることばかりでした。翌日には、その本がローランのバイブルとなりました。仕事仲間に「ホロスコープ見てやるよ」と、本の中に書いてあることをそっくりそのまま引用しながら、まるで占星術家きどりでした。これがその後40年以上続くアストロロジーとローランの出会いだったのです。

 

その後、つらい体験を乗り越えなければならなかったとき、アストロロジーが彼を救います。日々の仕事を続けながらも、ローランは、この学問に没頭してゆきました。

不思議な出会い

それからさらに7年が経った1982年の7月、ローランはまた不思議な出会いをします。引っ越し先のお隣に住んでいるアメリカ人の小説家、ジョージが訪ねてきます。彼の話し方から、ローランはジョージが自分と同じふたご座であることを見抜き、驚かせます。その日以来、ジョージとの親交は深まりました。

 

ある日、ジョージは、ローランに、アストロロジーを通して何をしたいのかという質問をしました。「本を出版したい」というと、小説家であるはずのジョージは反対します。「本は、出版社にほとんどの売り上げを持っていかれるだけだよ。それより、通信教育の学校を作って、講座にして広めていった方がいいよ」と言うのでした。

 

二人は早速、講座作りを始めます。ローランがいつか本にするために書き続けてきた内容にジョージは目を通し、講座として理解しやすいように指導と編集作業を引き受けてくれたのでした。印刷機や彼の元で働いていた人々にも協力を呼びかけてくれました。

 

講座の大半は数ヶ月で完成しました。その後もジョージはローランの学校作りに協力を惜しみませんでした。そして、準備が整った後1年も経たないうちに、ジョージはこの世を去りました。彼がいなければ、ABLASアストロロジースクールは存在していなかったかもしれません。  

新たな出会い

こういった経緯があり、ローランはフランス人でありながら、オーストラリアで学校を開いたのでした。現在では、インターネットの進歩とともに、フランス語圏の国はもちろん、世界の各地に、ABLASの西洋占星術を学んでいる方達がいらっしゃいます。

 

こうして、フランス、オーストリアを経て生まれたABLASアストロロジーが日本にも、たどり着こうとしています。日本の皆さまに、ABLASのアストロロジーの魅力をお伝えすることができる日を心待ちにしています。